概要
ステッピングモータの制御をすることが可能なコントローラモジュールです。
ステップ角を細かく設定できる特長があります。例えば、ステッピングモータ固有なステップ角が1.8°だった場合、このコントローラで設定することにより、0.9°、0.45°など、さらに細かいステップ角に設定することが可能になっています。
データシート: https://www.mcielectronics.cl/website_MCI/static/documents/TB6600_data_sheet.pdf
仕様
駆動電圧 | DC9-40V |
駆動電流 | 0.7-4.2A |
サイズ | 95mm x 56mm x 36mm |
分解能テーブル
分解能[pulse/rev] | S1 | S2 | S3 |
NC | ON | ON | ON |
200 | ON | ON | OFF |
400 | ON | OFF | ON |
800 | ON | OFF | OFF |
1600 | OFF | ON | OFF |
3200 | OFF | OFF | ON |
6400 | OFF | OFF | OFF |
電流テーブル
使用する電流の大きさを指定することができます。トルクを大きく出したい時は使用電流を多くするようにしましょう。
ピーク電流 | S4 | S5 | S6 |
0.7A | ON | ON | ON |
1.2A | ON | OFF | ON |
1.7A | ON | ON | OFF |
2.2A | ON | OFF | OFF |
2.7A | OFF | ON | ON |
2.9A | OFF | OFF | ON |
3.2A | OFF | ON | OFF |
4.0A | OFF | OFF | OFF |
分解能とは1回のパルス波で何度回転するか、といった指標になります。
これは、ステッピングモータ自身が持っているパラメータで、「基本ステップ角度」と呼びます。モータごとに分解能は変わりますが、2相ステッピングモータで1.8°、5相ステッピングモータで0.72°の基本ステップ角をもつものが多くなっています。
横の赤い箇所に爪が6つついているので、この爪を上に切り替えるとOFF、下に切り替えるとONを意味します。
上図は1,2ON 3,4,5,6 OFFの例です。
Arduinoでの動作例
Arduinoでステッピングモータを動作させる方法については下記の記事をご参考ください。